それぞれがダメな理由
[ ガラスクリーナー、車用製品 ]
雨粒は大きいので水を弾く油分が多い撥水系の活性剤を使用しますが、浴室の湯気は細かい上に温度が高いので、活性剤の油分が溶け出し曇る原因になります。
[ クレンザー、サンドペーパー ]
クレンザーに含まれる研磨剤のケイ酸鉱物はガラスより硬いため、鏡にキズを付けてしまいます。サンドペーパーはさらに硬く荒いので一瞬でキズになります。
[ カビ取り剤、歯磨き粉、トイレ洗剤など ]
洗剤には用途がありその用途や素材に応じて成分が調整されています。他の用途には効果がありませんし、素材によっては悪影響が出ますので注意が必要です。
[ 重曹、クエン酸 ]
単体では効果が弱く、濃度を濃くしても予防にはなってもできてしまったウロコ汚れを落とすほどの効力はありません。サビやキズにもご注意下さい。
[ 酸性の液剤 ]
業務用製品の多くが酸性のため、ほんの数秒拭き上げや洗い流しが遅れただけで鏡が薬焼けを起こし、周囲のステンレスを腐食させてしまいます。
[ 曇り止めコート ]
数多くのコート剤をテストしましたがまだ確実に曇りを止める製品はなく、むしろ以前よりも曇るものの方が多く、特に車の窓ガラス用は絶対に使用禁止です。
[ 防曇フィルム ]
男性のひげ剃り用に販売されていますが効果がひと月ぐらいしか持続せず、剥がすと粘着質の糊や跡が残りカビの原因になります。